ニキビの豆知識
ニキビをつぶしたときの液体 ニキビをつぶした時に白く透明の液体が出てくることがありますが、これは主に角質と皮脂で構成されているものです。 膿ではありません。 赤ニキビの場合や既に膿んでしまっている状態のニキビからは皮脂・角質に加えて細菌の死骸が混ざり、さらに既に死んでしまった白血球が混ざり合ったものが飛び出でてくることがあります。 皮膚の他の部分に膿や透明の液体が触れても、そこにニキビが移ってしまうということは基本的にありません。 しかし、細菌が感染する可能性が全くないという訳ではないので、ニキビが出来た周辺の部位は常に清潔に保ちましょう。 これを徹底することがニキビ予防において重要な意味を持ちます。 洗顔がニキビ予防の最も有力な手段として挙げられますが、これも適当に済ませれば良いというものではありません。 実は、上手くできないと逆にニキビを悪化させることになるのです。 泡で優しく肌をケアするようなイメージで洗顔を行いましょう。 ニキビと湿疹の違い ニキビの場合も湿疹の場合も皮膚に赤い腫れが生じるという点では全く同じ。 その違いは、痒みの有無という点でしょう。 腫れに痒みが伴うと湿疹と呼ばれるのが一般的です。 それに対して、ニキビの場合は痒みを伴うことはありません。 とは言え、炎症が激しくなった場合に神経組織が刺激されて痒くなったり痛くなることもあります。 ニキビの原因は毛穴に皮脂が詰まることですが、湿疹の場合は表皮に引き起こされる炎症です。 かぶれてしまったり、細菌に対するアレルギーによって引き起こされることが原因と考えられます。 両者は非常に似ていますが、原因は根本的に全く違うところにあるという訳です。 身体にニキビが多い・・・ ニキビは顔だけではなく、身体にも引き起こされることがあります。 そもそもニキビというのは毛穴に引き起こされる炎症ですから私たちの身体に無数の毛穴が存在するということを考えると、身体にもニキビが生じるのは、しごく当然と言えるでしょう。 身体の毛穴も顔と同様に皮脂の詰りが生じることがあります。 さらに、そこに細菌が増殖してしまうとニキビとなって腫れてしまいます。 身体のニキビができやすい場所としては胸元や背中などが挙げられます。 これは背中や胸元も顔と同様に皮脂の分泌が多い箇所だからです。 また、皮脂の分泌が多い箇所として上記以外にも頭皮が挙げられます。 そんな理由から、場合によっては頭皮にもニキビができることがあります。 医療用語では毛のう炎とも呼ばれます。 これは髪の毛が体毛と違って非常に太いということが大きく関係しています。 顔や体の毛とは根本的に仕組みが違うのです。 その為、医療現場では毛のう炎と言って区別されています。